武士の街 会津で
サムライの精神を学ぶ

武士の街として有名な福島県会津若松市を訪れ、武術を学びましょう。

例えば『剣道』は、日本でもっとも有名な武道の一つであり、剣術（日本の剣術）から派生した日本の武道です。剣道は文字通り「刀の道」を意味し、単なる戦いの術ではありません。特に会津のサムライは子供のころから情けや他人に対する思いやり、信頼、愛する人への自発的忠誠心を養い、人が人として美しく生きる姿勢を身に着けてきました。こうした会津のサムライ精神は現代も会津の「人づくり」に受け継がれています。

このツアーでは武術体験を通し、日本武術の歴史、マナー、基本的なテクニックを学ぶことができます。武術の価値についてもプロから学ぶことができます。

心の中にサムライ精神が息づくここ会津の地で、サムライ武術体験を通して当時のサムライ精神を感じましょう。

日本の「湯治」を
体験してみましょう

かつて中ノ沢・沼尻温泉は、源泉エリアに湯小屋が建ち、硫黄泉が特徴の日本屈指の湯治場として、多くの湯治客の利用に供していました。その泉質から、古くから硫黄鉱石を採掘する国内有数の鉱山地として鉄道（沼尻軽便鉄道）が運行されるなどの賑わいを見せ、今でも源泉エリアでは鉱山の形跡が残っています。

泉質は酸性で、硫黄の香りが特徴的です。皮膚炎や冷え性・糖尿病・疲労回復に効果があるとされています。

また、エクストリーム温泉ガイドツアーの拠点である「café&activity nowhere」に隣接する「沼尻高原ロッジ」は、福島県出身の世界的登山家“田部井淳子氏”（女性初のエベレスト登頂成功、七大陸の最高峰登頂達成）がオーナーを務め、これまで多くの登山家にも愛されてきました。2016年に人生の幕を閉じた田部井氏の意志を受け継ぎ、3年後の2019年に「沼尻高原ロッジ」そのままの名前で新たなスタートを切りました。

山を生涯愛した田部井氏のように中ノ沢・沼尻の自然に触れ、かつて万人に愛された日本の「湯治」の雰囲気を体感してみましょう。

ミシュラン・グリーンガイド1つ星の絶景を上空から

磐梯山とその周辺は、日本ジオパークに認定され、磐梯山ジオパークとして大地の遺産の保護・保全に取り組んでいます。

磐梯山は、古くから「宝の山」と呼ばれ、水蒸気爆発の山体崩壊による岩なだれが川をせき止め、数百もの湖沼が形成されました。その中でも、「五色沼」と呼ばれる数十の湖沼群は、エメラルドグリーンやコバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーなど、沼ごとに色が異なる「神秘の沼」として、2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星の評価を受けています。また、裏磐梯にある「雄国沼」は初夏にニッコウキスゲの大群落、秋には草紅葉を楽しむことができます。元は「いわはしやま」と読まれ、「天に掛かる岩の梯子」を意味する磐梯山は、表側から綺麗な三角の頂が見えることから会津富士とも呼ばれます。

福島のほぼ中央に位置する猪苗代湖は、日本で4番目に大きな湖であり、酸性の水質から過去には湖沼の水質日本一となりました。湖の水は今も飲料用水や農業用水に利用され、水力発電の源にもなっています。冬場は、白鳥の飛来地としても知られていて、強い季節風に吹き上げられた水しぶきが木などに付着して、そのまま凍り付いてできるしぶき氷が有名です。

まるで別世界への
入り口のような風景

今から約300年前、三更（過去3度の集団移転が由来）という名の集落が川幅の広い只見川を挟んだ対岸に移り住みました。この集落では、対岸へと渡る唯一の交通手段として、各戸で舟を所有し、まだ小学校にも上がらない子ども達まで、集落の誰もが自ら船頭になって舟を漕いでいました。

1950年代には、硫黄鉱山の採掘によって集落も非常に活気づいたものの僅か7年ほどで閉山。その後、放置された鉱山採掘穴が原因の山崩れにより、三更集落は1964年に廃村の道を辿り、約250年もの間、集落民の暮らしと命を守ってきた渡し舟もその役目を終える事になりました。

それから46年後の2010年、かつて三更集落で育ち、船頭として舟を漕いでいた人々が中心となり、観光による地域活性化のために渡し舟が復活しました。廃村集落には、今なお大山祇神社や子安観音、霧幻地蔵、古民家、硫黄鉱山跡等が当時のままに残っており、まるで50年前の日本の原風景にタイムスリップしたようです。近年、度重なる厄災から逃れた地蔵や神社、観音堂は守り本尊として、又そこに宿る霊力が訪れた人々の運気を上げ、願い事を叶える「パワースポット」としても注目を浴びています。

地域の人によって50年ぶりに復活した渡し舟で、日本の手つかずの原風景にタイムスリップしてみましょう。